大規模修繕・改修工事・新築工事で発生するガラス損傷

マンションやビルの大規模修繕工事、改修工事、新築工事の現場では、ガラスに様々な損傷が発生します。足場の組み立て・解体時の接触による傷、資材の搬入時にできる擦り傷、そして特に多いのがカッターによる傷や、溶接や切断工具から飛散する火花(スパッタ)によるガラス表面の溶けです。

溶接火花がガラスに付着すると、高温によってガラス表面が溶け、凹凸のある焼け跡が残ります。この損傷は拭いても落ちず、見た目にも大きく影響します。工事完了後の引き渡し前や、入居者からの指摘で発覚するケースも少なくありません。

ガラス交換ではなく「研磨再生」という選択

従来、工事で傷ついたガラスは交換するしかないと考えられてきました。しかし、高層ビルやタワーマンションでは、大型ガラスの交換は非常に高額で、搬入にも大がかりな作業が必要になります。

研磨再生であれば、ガラスを交換せずにその場で傷や溶けを除去し、元の透明度を取り戻すことが可能です。交換と比較してコストを大幅に抑えられるだけでなく、工期の短縮にもつながります。

ガラスの傷 研磨再生前 ガラスの傷 研磨再生後

対応できる損傷の種類

私たちが対応できるガラス損傷は多岐にわたります。

  • 溶接・切断火花(スパッタ)による溶け——ガラス表面に付着した金属粒子と溶けた痕を除去
  • 足場・資材による擦り傷——浅い傷から中程度の傷まで研磨で除去
  • グラインダーの砥石による深い傷——通常の研磨では対応困難な深い傷にも対応
  • 塗料・シーリング材の付着跡——除去後に残る引っかき傷を研磨で修復
  • 酸性洗剤によるガラス焼け——外壁洗浄時の洗剤がガラスに付着して生じる白濁を除去

深い傷にも対応する「ドライ研磨」

通常のウェット研磨(水を使用した研磨)では除去しきれない深い傷や酷い損傷に対しては、ドライ研磨を採用しています。

ドライ研磨は、水を使用せずにガラス表面を研磨する技術です。ウェット研磨よりも研削力が高く、深い傷や広範囲の溶接スパッタ跡にも対応できます。しかし、ドライ研磨には極めて高度な技術が必要です。

水による冷却効果がないため、研磨時の摩擦熱でガラスが割れるリスクがあります。研磨の圧力、速度、角度を一定に保ちながら、ガラスの温度変化を常に感じ取り、適切にコントロールする——長年の経験と熟練した技術がなければ安全に施工することはできません。

「交換するしかない」と言われたガラスでも、研磨再生で修復できるケースは数多くあります。まずはご相談ください。

ゼネコン・工事会社様からのご依頼が増えています

近年、大規模修繕や新築工事を手がけるゼネコン様や工事会社様からのお問い合わせが増えています。工事中に発生したガラス損傷への対応はもちろん、引き渡し前の品質チェックで見つかった傷の修復にもご活用いただいています。

現場での施工が可能なため、ガラスを取り外す必要がなく、建物の使用を止めることなく修復作業を行えます。工期に影響を与えない迅速な対応が、多くの現場でご評価いただいている理由です。