防滑『ME工法』とは。
美観と防滑の両立 
どの床材でも美観(光沢・色合い)を損なわずに最大の防滑効果を。
美観をほぼ100%維持し、ピタッと滑りを止める。
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※ メンテナンス状況や頻度・床材の種類など、条件により異なります。
残念ながら、こんな依頼が度々きます。
『業者の施工で満足できたことがない。』 『光沢・色合いが損なわれ、苦情が来ている。』 『コーティング箇所が、白化現象を起こした。』 『防滑効果施工後、すぐに滑るようになった。』 |
『 なんとかできないですか?』
大手ゼネコンやタイルメーカー、大手管理会社様からのご相談です。現場を見ると、どこも褒められたものではありません。なぜこのような問題が起きるのか? 細かい原因は色々ありますが、特に問題なのは防滑施工会社(同業他社)の勉強(知識、経験)、技術不足です。お客様が満足できない品質、もしくは状態が悪化したため、最後にはセーフティグループにSOSが来ます。
弊社では防滑施工をした後、各現場に合ったメンテナンスマニュアルを渡しています。施工場所・条件・歩行者の数などが違うため、同じ清掃方法で滑り止めの効果を維持する事は難しいためです。特にお風呂の床は、お風呂の清掃方法で最適な洗剤の㏗などがエントランスなどとは違います。理由は滑りの原因の一つである油脂の違いです。日本で防滑が始まってから20年以上たちますが、洗剤の種類や洗剤の濃度(㏗)がとても重要ということを伝えている業者様が少ないようです。
滑らない床にするのは ‷カンタン‴
滑り止めは誰でもできます。溶剤を塗布して中和処理をして洗剤で洗浄して洗剤を洗い流して仕上げをする。特別な知識は必要ありません。『塗れば止まる』からです。それでいいんじゃない?とお思いの方もおられるでしょうが、実際のところ人間が持つ‷感性や美意識‴がそうさせません。
問題は床材の美観(色合い・光沢)を残しながら滑り止めを施すこと。それは床材の種類や仕上げ、環境など様々な要素によって難易度が大きく変わります。滑らない床にするのは‶カンタン”と言いましたが、『美観を損う』という前提です。そして、美観(光沢や色合い)の維持にもレベルがあります。弊社は美観維持率を95%以上と設定していますが、それをすべての床材で実現するのは、〝カンタン″ではありません。
さらに、コーティングの種類によっても難易度は大きく変わります。例えば、シリコーン樹脂系コーティング済タイルは、市場に出回る溶剤ではまったく刃が立ちません。このように、防滑では100現場100様の世界が広がっています。
防滑の難易度
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セラミックタイル 鏡面仕上げ | ★★★★★★★★★★ |
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大理石 | ★★★★★★★★★☆ |
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御影石 鏡面仕上げ | ★★★★★★★★☆☆ |
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御影石 バーナー仕上げ | ★★★★★★★☆☆☆ |
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十和田石 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
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磁器タイル | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
数千種類・高難度の床材に対応可能
滑りや美観・光沢損失で問題を抱える方に…
二度と同じ問題で悩むことはありません。
挙げるとキリがありませんが、弊社が対応できる床材の種類は、仕上げ、コーティングの有無を合わせると数千種類にのぼります。防滑施工への難易度も不問。どのような現場のどのような床材も、美しさを最大限に維持しながらピタッと止まります。
施工対象床材石材・タイル(各種仕上げ)からモルタルなど数千種類の床材対応 |
なぜ、数千種類もの床材に対応できるのか。
弊社では、数十種類の基本溶剤をベースに床材の種類、現場の環境、汚れの状況などによって各現場に最適な溶剤を調合・製造するので数千種類もの床材に対応することができます。他社様とは違いカスタマイズを基本としているため、各現場に‷最も適合した溶剤‴での施工が可能になります。床材に適合した溶剤でなければ、美観・光沢が損なわれてしう、極端に汚れやすくなるなどのトラブルが起こりえます。
床材には数えきれないほどの種類があり、それぞれの床材に個性・特性があります。多種多様な床材を美観と安全を両立しながら滑り止めるには、数種類の溶剤では不可能なのです。
ME工法 滑りが止まる原理
ME工法は、適正な施工溶剤の1次溶剤を塗布し反応させ、さらに2次溶剤を塗布することで滑りをさらに抑制します。施工溶剤を床材に塗布すると、床材に元々あるミクロの隙間(毛細管=水・空気の通り道)を広がります。水、空気の流れを良くすると同時に滑りの原因となっている汚れを除去し、床表面に外的圧力(踏み込み)などが加わって起こる‷スタッドレス原理(吸盤状態の発生)‴により滑りを抑制します。
粒子構造の隙間を広げ、接地面に吸盤状態が発生しやすくなる
これがME工法の『床材のスタッドレス化』により、滑りが止まるという原理です。これまでは、水が滑る原因の1つでしたが、ME工法は水を利用して滑りを止めます。
※ 吸盤状態=水・空気が外圧で床材に押し込まれ、他の隙間から出ることで起こる。
日常メンテナンスを確実にすると、通常3~5年以上効果が持続します。ME工法は、床材の持ち味を最大限生かす技術でありながら‷美観を損ないません‴。塗料の剥がれや摩耗もないので、環境にも優しい工法です。
温泉や浴場での滑り止め、
温浴施設の責任者様の多くは、 『滑り止めをしてもらったことがあるが、1カ月以内に滑り出した』 施工業者に連絡すると、『ちゃんと清掃していないからだ』『維持したいなら再施工するしかない』と言われたおっしゃられていました。
多くの施工業者は、維持の方法を知りません。再施工しか方法はないと考えています。知識、経験、技術がなく、床材の組成、床材に蓄積している汚れの正体、または汚れの蓄積が原因ということを解っていないので、なんとか滑りを止めてもすぐに滑り出すということになります。
一方で弊社は、床材の種類・構造、滑っている原因を熟知しており、しっかりとした事前調査を行い、床材や汚れや温泉成分等を元に各現場に合わせたオーダーメイドの溶剤でしっかりと滑りを止め、アフターサポート(日常清掃方法や定期メンテナンスのアドバイス)までしっかりとさせていただいております。
施設によって汚れや滑り方・滑りやすい場所は様々で、特に利用状況、清掃方法・頻度、床材の種類・構造などにより大きく異なります。(浴場の床材に関しては10㎛、場合によってはそれ以上隙間を拡げないと、安全を維持出来ません)
防滑は安全の始まりに過ぎない。
安全にすることが大切なのではなく、安全を長く維持することが大切です。清掃方法のアドバイスや、時には説明を兼ねて一緒に清掃させていただき、滑りにくい床を維持していくために必要な知識と情報をしっかりとお伝えさせていただきます。私たちは安全で安心な床を守っていくためにお客様と協力しあうことが重要だと考えております。
エスリードジャパンには、その知識・情報・技術が有ります。
維持管理用洗剤(日常・定期清掃)
維持管理に使用する滑り止め洗剤は、大きく分けて酸性とアルカリ性の2種類です。特にアルカリ性洗剤は滑り止め効果維持(特に浴場)のために必須であり、床洗浄専用に作られているため市場の物とは比べ物にならない洗浄力です。弊社の洗剤を使用することで、維持できる年数が長くなりコストカットに繋がります。
*滑りが発生する原因
滑りの主な原因は油脂成分です。
床面と足が密着した状態で歩くと、ガラスの上でも基本的には滑りにくいものです。しかし、床材内部に油脂などの第三要素が蓄積し、表面に溢れ出てくることで滑りが発生します。特にプール・浴場などでは、体脂肪などが蓄積される事が大きな滑りの原因になります。
*防滑効果減少の原因
汚れの蓄積により隙間が詰まると、滑り止め効果は著しく減少します。
弊社では、施工前に、床材や蓄積している汚れとその性質を調査し、施工後には最適な洗浄方法や使用洗剤の使用方法、滑り止め効果を長期間維持・持続できる方法を提案・サポートさせていただきます。
‷ 歩いた人だけがわかる ‴
デモ施工・御見積り無料
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