お風呂が臭いにおいの原因は・・・
臭いの元はなに・・・
お風呂は1日の疲れを癒しリラックスできる場所ですが、浴室内で嫌なにおいが発生すると
気持ちも滅入ってしまいますよね・・・
お風呂場で嫌なにおいが発生する原因はいくつかあると思いますが、ほとんどの原因は床や壁などに
蓄積した皮脂汚れ(体脂肪)が酸化して、それが醗酵する為に臭いが発生しています。
銭湯やスーパー銭湯、大浴場の防滑工事に行かせて頂きますが、ほとんどの所は臭いにおいがして
います。
防滑施工により床のタイル・石の隙間を拡げ中に蓄積している体脂肪や汚れを出してしまい、空気や水が流通するようにすると臭いがおさまります。施工中に、タイル・石から体脂肪を出して酸化醗酵した脂を洗剤で中和分解すると凄い匂いがします。
一般住宅のお風呂はユニットバスが主流で床材がタイルから長尺シートになったりしていますが、
お風呂が匂う原因は、床や隙間に体脂肪が蓄積し酸化醗酵する為です。
とあるプールの階段部分も滑るので対策して欲しいとのご依頼を頂き、施工させて頂いたのですが床材が長尺シートで滑っている原因は体脂肪の蓄積であり、臭いもしていました。
洗剤で中和分解すると滑りも止まり臭いもなくなりました。
ただ、浴場もプールも日々清掃はしているのですが体脂肪が蓄積しています。
その理由は、清掃に使用している洗剤の選択が間違っているので脂を分解出来ない為です。
市販のお風呂用の洗剤や清掃用品の販売している業者様より購入していると言われますが、見せて頂くとほとんどが中性洗剤でした。
中性洗剤では体脂肪は中和分解する事は不可能です。
体脂肪は動物性油脂であるので簡単に分解出来ません。
溶けたり固まったりするので少しずつ蓄積しまいますよね・・・
解かりやすい例えでは、フライパンで肉を焼くと脂が出てフライパンに溶けた形で透明な脂が残っていると思いますが、そのままフライパンが冷めるまで置いておくと脂が白く固まってしまいます。
お風呂でも同じことが起こっています。
お風呂を使っていないときは床が冷えている為、残留している脂は固まっています。
お風呂を使用するとお湯を使うので蓄積している脂が溶ける。
冷えると又固まるを繰り返す事により、残留する脂が少しずつ増えていきます。
その残留した脂が酸化醗酵する事により雑菌の餌となり臭いだけでなく衛生的にも悪くなります。
そして、残留している脂が時間と共に酸化しそれが醗酵する事により臭いが発生するというサイクルです。
床材がタイルや石の場合は、内部に蓄積した脂や汚れを出してしまわないと根本的な解決策にはならないのですが、長尺シートの場合は適正な洗剤で適正なな清掃方法で清掃すると臭いの原因が解決する事が多いです。
洗剤はアルカリ洗剤でPH11.5~で汚れの度合いに応じて使い分ける必要性が有ります。
脂(体脂肪)は酸性なので、中性洗剤では綺麗にならないし脂を除去出来ません。
アルカリ洗剤で脂を中和分解して除去する必要があります。
また、ボディーソープ・シャンプー・コンディショナー等の残留もカビや雑菌の繁殖の元になり臭いが発生の原因にもなります。
出来るだけ、隙間なども時間をかけて丁寧に掃除した方がいいと思います。