お風呂のタイル目地のカビ菌を、放置・・・

先日、ある介護施設様でお風呂の床の滑り止め施工をさせて頂いた時に、湯船の周りがスケールで一杯付いていて取れないんですとのご相談が有り、弊社はスケール汚れやエフロで白くなった汚れも落とす作業もしています。とお伝えさせて頂き、他の施設様での施工写真を見て頂き納得。検討させて頂くとの事でした。

その時に壁のタイルの目地がカビで黒くなっており、見た目も悪く衛生的にも良くないですよねと言うと担当者の方より入所者様からも、スケールの汚れと壁のカビの件は言われていますので対策しようと建築やさんに相談したら、壁のタイルの上にパネルを貼って隠したら綺麗になると言われていますとの回答でした。美観の問題だけを解決するだけなら簡単ですが、衛生面や美観、その後の対策などを総合的に考えないといけないです。美観だけしか考えられないのは単に知識がないだけです。一時的には費用をかけて綺麗にはなるが、次に表面にカビが発生してきた時には内部の壁のタイルからやり替えないといけない状況になり、莫大な費用と時間が掛かることになります。

しかしパネルを貼って隠してもカビ菌は残ったままなので、パネルの裏側に湿気が溜まって余計にカビ菌が繁殖してパネルの裏側だけでなく、表面にもカビ菌が繁殖しますので根本的にカビ菌を除去しないと解決にはならないですと、お伝えしました。

タイルの目地のカビ菌は、目地の内部まで浸透しているので表面を処理するのではなく、目地内部にまで入っているカビ菌を死滅させないと解決策にはならない。カビ菌をすべて死滅させても、時間と共にまたカビは発生するが表面処理ではなく、カビ菌を元から死滅させてしまうと次にカビが発生するサイクルが長くなり、カビの除去対策にかける費用も時間も軽減されます。

建築屋さんの提案も一つの方法ですが、利用者様の衛生面や施設の維持管理等、長い目で見るならば根本的に解決した方がいいと思いますと担当者の方に説明しお伝えしました。

弊社は出来る限りの対策やコストパフォーマンスについて、ご説明させていただきましたので・・・

後は、どうするかは施設様のお考えなのでどうなるのでしょうか?