車のフロントシールドのポリカボネート再生!

今回はランボルギーニのフロントシールドの再生です。

フロントシールドの材質は車重の関係でポリカボネートとのことです。

ボディーに貼っていたプロテクションフィルムを剥がす作業中に、ボディーに残った糊を取るためにシンナーでふき取り、そのシンナーがついたウエスをシールドの上に置いてしまい白く変色してしまったので、慌てて研磨して白くなった部分を削り取り透明にはなったが、その結果・・・

外から見ると研磨した後があるのだが、中から見ると驚き!!

壁の縦のラインが歪んでいる。かなり酷い状況の歪みです。

場所は右端の下で、走行には影響ないのではと言うとサーキットで右コーナーを曲がる時に、ラインを見てコーナーをせめるのでこんなに歪みがあると走れないので、何とかして欲しいとの事です。

場所が右端下の角の部分なので、歪が残るかもしれない旨を伝えたのですが、出来る限りでいいのでやってほしいと依頼されました。

施工前の悲惨な状況です。↓↓↓↓↓

     

 

最初に研磨されていた部分だけハードコートが剥がされていたので、全体のハードコートを剥がさなくてはいけない。

いざ作業を始めると、シールドに施されたハードコートが硬すぎて弊社の特殊研磨でも歯が立たない(´;ω;`)

しかし、今までの経験からこういう事態に対処出来るようにさらに特別な研磨方法があり、その方法でなんとかハードコートが剥がれていく・・・

ハードコートを剥がすとその過程で傷がつくので、全体の傷を消さなくてはいけない。

しかし、研磨した部分(300㎜×300㎜)をハードコートを剥がして変色した部分を削り取ってこの状態になるまで、どの位の時間がかかりましたかと聞くと2日位かかったとの事でした。弊社の特別な特殊研磨で全体のハードコートを剥がすのに約5時間残りの傷消し再生と、歪の再生で13時間位かかりました。

ハードコートを剥がす過程↓↓↓↓↓

 

再生完了!

お客様もビックリ! 大喜び!

終わってから、シールド交換しても120~130万円ぐらいでしょ交換した方が新品でいいのではというと、この車のシールドは日本では出来ないので本国に送ってメーカーで交換するしかないので費用もいくらかかるかわからない。それよりも、1週間後にサーキット走るので日程的に間に合わなかったのですとの事でした。

無事にお役に立ててよかったです。

やはり日毎の研鑽に努める事は大事ですね。

どのような状況にでも対応できるように、お客様のお困りごとを解決し喜んで頂けるように、これからも日毎の研鑽に努めてまいります。