滑り止め施工って何をするの?仕組みと効果をプロが解説!
弊社の滑り止め施工とは、タイルや石の床が滑って危ないという所の滑りを止める事です。
施工に関しては、現場の事前調査や担当者の方よりのヒアリングにより得た情報に基づいて、施工場所の床材の種類や滑りの状況や周辺環境に応じ、その場所の状況に応じたオリジナルの施工場所の状況に応じた適正溶剤を製造し、施工しています。
溶剤に関しては、酸性系の溶剤を使用し床材内部に形成されている隙間を何㎛かを拡げる事により、床材内部に蓄積された脂やその他の汚れを取り除くことにより、その隙間に水と空気が入り込み滑りを止めます。
施工工程については、1次溶剤を塗布し、その後2次溶剤を重ねて塗布します。
その後、中和作業(中和剤の作用により床材内部の脂や汚れを出します)をした後に洗剤で床材内部より出てきた脂を中和分解する事により滑り止めの効果が上がります。この洗浄についてはその場所の脂の蓄積状況や汚れの度合いにより何回も繰り返します。
蓄積した脂分が中和分解されなくなると、床もスッキリした状態になり滑らなくなります。
また、弊社は滑り止め施工により滑りを止めて終わりではなく、施工した滑り止めの効果を出来るだけ長く維持出来る様に(3~5年ぐらい)施工場所ごとに応じたメンテナンスマニュアルを作成し提出させて頂いております。又状況に応じては、一緒に日常清掃をさせて頂き理解して頂くという方法も実施しています。
利用者様に安心安全にご利用して頂けるようにという事に加え、施工して頂いた施設様にもコストパフォーマンスが高く効果を長く維持して頂けるようにアドバイスもいたしております。
滑りを止めて終わりではなく、またいずれ必ず滑り出すので、その期間をできるだけ長く維持出来る様にお手伝いさせて頂くことの方が、弊社のお客様に対して一番大事な事だと考えております。
但し、弊社のご提案させて頂いたメンテナンスマニュアルに沿った日常清掃や定期清掃をして頂けるなら効果を維持出来ます。ご提案させて頂いた適正な清掃方法が出来ていない場合は、滑り止めの効果維持は保証できません。
洗剤の選定、洗剤の濃度などが重要で状況に応じて濃度も変更しないといけないのですが、それも状況に応じてこの濃度にして下さいとアドバイスもさせて頂いており、解からないときには連絡を頂き助教に応じてアドバイスも出せて頂いております。