滑りによる転倒災害を防止しましょう

  第12次労働災害防止計画(平成25年度-29年度)において、小売業では転倒災害の割合が34%と高く(全業種では約20%)、個人の行動に着目した新しい労働災害防止の手法が必要であると指摘されています。このような実態を踏まえ、当研究所では平成25年度に開始したプロジェクト研究「労働災害防止のための中小規模事業場向けリスク管理支援方策の開発・普及」のサブテーマ「小売業における転倒災害防止支援策の検討と普及」において、小売業の中でも店舗の規模によらず施設形態が類似しているスーパーマーケットに焦点を当て、転倒災害防止に向けた対策ツールの検討を進めてきました。

 スーパーマーケットの特徴として営業時間が長く、基本的に従業員全員が集まる機会がなく、非正規従業員(パート、アルバイト等)に依存していること等が知られています。そのため、きめ細やかな安全衛生教育を実施するのが困難な状況にあります。そこで前述の研究成果として、動画を見るだけで滑りによる転倒災害の防止に必要な情報を効果的に得ることができる映像教材を作成しました。本映像教材は3編から構成されています。スーパーマーケット等の小売店をターゲットにした内容となっていますが、どなたがご覧になっても滑りによる転倒災害防止に必要な知識を分かりやすく学ぶことができる内容に仕上げました。各動画をクリックするとご覧いただけますのでご活用ください。

 

 

滑りによる転倒災害を防止しましょう。

導入編 滑りにくい作業環境を作りましょう。

 

 

 

滑りによる転倒災害を防止しましょう。

対策編① 滑りにくい床にしましょう。

 

 

 

滑りによる転倒災害を防止しましょう。

対策編② 耐滑性のある靴を使いましょう。