滑りの原因て本当に、こんな事なの?(すごく大事な事なのに・・・)その2

温泉やスーパー銭湯等、温泉成分を含む施設様を利用しているお客様方が喋っているのを聞いていると、個々のお風呂は温泉成分の性質でヌルヌルして気持ちいいですね。でも、床は滑るので気を付けないと・・・

とか言っています。

人の肌は基本酸性なので、温泉に入ってヌルヌル感が有るのは、アルカリ性の温泉成分が皮脂に反応している為です。酸性の温泉ではヌルヌル感は有りません。

床が滑るので・・・

床がヌルヌルして滑ると感じるのは、タイル内部に蓄積して溢れ出ている体脂肪、シャンプー、リンス、石鹸カス等が交じり合って醗酵している汚れが原因です。こういう汚れが蓄積している浴場の中は、温泉臭と共に醗酵臭がしていると思われます。このヌルヌル感や醗酵臭等の元になっているタイル内部に蓄積して溢れ出ている体脂肪、シャンプー、リンス、石鹸カス等が交じり合って醗酵している汚れが雑菌の餌となり菌が増殖する原因になり衛生的にもかなり悪い状態です。お薦めは、しっかりした知識と技術でタイル内部の醗酵して固まっている体脂肪をメインとした汚れを出せるだけ出して、滑りを止めてヌルヌル感もなく衛生的な床にする事が重要です。

滑りを止めて体脂肪などの汚れを除去し衛生的になったら終わりではなく、その後、長く効果を維持出来るようにがコストダウンに繋がり衛生面でも維持する事が大切である。

弊社の汚れ、滑りの酷い浴場での施工例では、

①床材、汚れに適合した溶剤塗布し、タイル内部の隙間を拡げ固まって滞留している体脂肪を浮かせる。

②○○で中和処理し炭酸ガス作用を利用して、体脂肪を浮かせる。

③アルカリ性洗剤で洗浄1回目PH○○レベルで大量に吐出した体脂肪を可能な限り中和分解する。

④お湯で洗い流し防滑効果の確認をすると共に、再度浮き上がってくる体脂肪の確認をする。

⑤浮き上がってきている体脂肪の状態によって、再度溶剤を塗布する。二回目の溶剤塗布は○○ように溶剤を塗布し、

 さらに隙間を拡げ体脂肪を浮かせる。

⑥再度、○○で中和処理し炭酸ガス作用を利用して更にタイル内の体脂肪を浮かせる。

⑦アルカリ性洗剤で洗浄2回目はPH○○レベルで洗浄する。

⑧再度お湯で洗い流した後、防滑効果を確認。防滑効果は十分ではあるが体脂肪は浮いているいる。

⑨アルカリ性洗剤で洗浄。3回目もPH○○で洗浄する。

⑩再度お湯で洗い流した後防滑効果を確認。十分に効果はあるが体脂肪はまだ浮いてくる。

 弊社はこのような施工手順で施工をさせて頂いています。

 防滑施工を経験された方々は、なぜそこまでするのと聞かれますが、お客様や利用される

 方の安全安心を考えてやるこの手法が弊社の常識です。