防滑施工(滑り止め施工)の方法と効果
M E 工 法とは・・・
ME工法(マイクロエステティック工法)とは、適正な施工溶剤の1次溶剤を塗布して反応させ、
さらに2次溶剤を塗布しさらに反応させて滑り止めの効果を変化させます。
場所や条件により2次溶剤を使用せず1次溶剤のみで施工する場合も有ります。
(2次溶剤を使用する事により必要以上に隙間を拡げてしまう為)
必要以上にタイルや石の内部の隙間を拡げすぎない場合など・・・
場所やロケーションに合わせた滑り止めが適正な防滑施工です。
(必要以上に隙間を拡げてしまうと、タイル・石材の表面が白くなってしまう為)
滑りが止まったら安全でいいという考え方は、少し違うと思っています。
(滑りがしっかりと止まっているという事です)
弊社は周りの景観、風合い等を考慮して防滑施工(滑り止め施工)を施工しています。
施工溶剤を床材に塗布し、床材に元々あるミクロの隙間(毛細管=水・空気の通り道)を広げて
水、空気の流れを良くすると同時に蓄積している汚れを除去し、床表面に外的圧力(踏み込み)
などが加わって起こる○○〇の原理により滑りを抑制します。
これが床材の○○〇化により、滑りが止まるという原理です。
❶ 溶剤塗布(溶剤は○○成分のみに反応)
❷ 元々ある粒子構造の隙間を広げる(○○成分を少し溶かす)
(通常は○○位の隙間を拡げる。お風呂の床に関しては,10㎛か場合によってはそれ以上隙間を
拡げる必要があります.)
❸ 接地面に吸盤状態が発生
※ 吸盤状態=水・空気が外圧で床材に押し込まれる⇒水・空気が他の隙間から出ることで起こる。
※ 隙間の大きさは石材やタイルの種類、場所、条件により異なります。
これまでは、水が滑る原因の1つでしたが、ME工法は水を利用して滑りを止めます。
施工後、適正に日常メンテナンスを怠らず確実にすると、通常3~5年以上の間効果が持続します。
ME工法は、床材の持ち味を最大限生かす技術でありながら、”美観を損ないません”
塗料の剥がれや摩耗もないので、環境にも優しい工法です。
滑 り の 原 因
滑りの主な原因は○○成分です。
床と足が密着した状態で歩くと、濡れたガラスの上でも基本的には滑りにくいものです。
しかし、床材内部に油脂、埃などの第三要素が蓄積し、表面に溢れ出てくると滑りが発生します。
特に、プール・浴場などでは、水垢・水道水(塩素・錆など)・温泉成分、体脂肪などが蓄積され
る事で、滑りの原因になります。
多くの滑り止め業者は表面張力で滑りを止めると言いますが、実際には表面張力では、滑りを誘発
するものであり滑りを止める事は出来ません。
防 滑 効 果 減 少 の 原 因
“隙間に詰まる汚れによる効果の減少”
日々の汚れの蓄積により凹部が詰まると、滑り止めの効果は著しく減少します。
弊社では、施工前に床材と、付着・蓄積している汚れとその性質を調査し、施工後は最適な清掃方
法や使用洗剤の使用方法・種類など、滑り止め効果を長期間維持・持続できる方法を提案・サポー
トさせて頂きます。
※ 浴場で滑り止め効果が減少してきた場合、維持管理用の酸性洗剤を使用することで、滑り止め効
果を復活させることが可能です。