雨の日は、色々な場所で転倒事故が多発しています。
雨の日には店舗・商業施設での転倒事故が起こりやすい!
雨の日は滑って転倒する可能性が、かなり高まります。
道路などでも転倒事故が起こりやすいのですが、とくに注意しておきたいのが、「店舗・商業施設での転倒事故」です。
「消費者庁公表資料」によれば、買い物中に滑る、つまずくなどで起きた転倒事故が602件報告されています。
転倒事故の原因として多いのは、店内の床滑りによるものです。
また、店内の床滑りが原因で起きた転倒事故の約3割は、「雨天で濡れた床」で滑って転ぶというものでした。
つまり、雨の日は滑って転ぶ可能性があるので、お客様はもちろん、店舗・施設側も注意しなければならないのです。
それから、さきほどの消費者庁の資料によれば、男性と女性では女性の方が転倒事故は多くなっています。
年代別で見ると、30~80代の方まで比較的幅広い年代が転倒事故によって怪我をされています。
高齢の方の場合、転倒事故による怪我が重症化しやすいようで、骨折等の大きな怪我につながる恐れがあります。
店舗側・施設側で意識しておきたいのは、次のようなポイント
・濡れた床をそのままにしない。すぐに水を拭き取る。
・濡れやすい場所は、定期的に巡回し、清掃などを行う
・清掃後の床は、滑りやすくなっているので注意喚起を行う(トイレなどはとくに注意)
店舗従業員や社員に雨の日は滑って転ぶ可能性があることなどを周知徹底して、十分な安全対策に努めるのが重要だと思います。
床の水濡れ・野菜などの落下物・清掃後の床には注意!
店舗・商業施設で、転倒事故が起こりやすいのは、次のような場所ですよね。
・出入口付近のマット・床
・鮮魚コーナー
・総菜コーナー
・製氷機やウォーターサーバー付近
・冷凍食品コーナー
・野菜・果物コーナー
・トイレの床など
ここに挙げた場所では、水・油などによってとても滑りやすい状況です。
雨の日には、靴や傘などについた水分の影響でさらに滑って転ぶ可能性が高まります。
このように、店舗・商業施設では滑りやすい危険な箇所も多くなっています。
滑りやすい場所や危険な場所については、放置するのではなく、十分な安全対策を行うべきです。
十分な安全対策を行うことで、事故を未然に防ぐことができるでしょう。