転倒災害の原因 (滑り、転倒事故)
転倒災害の原因
年間2万件以上の転倒災害が発生しておりますが、転倒災害の典型的なパターンは、「滑り」、「つまずき」、「踏み外し」の3つで、いずれもちょっとした原因が大きな災害につながっています。
滑り
[主な原因]
・ 床が滑りやすい素材である、あるいは凍結している
・ 床に水や油が飛散している
・ ビニールや紙など、滑りやすい異物が床に落ちている
つまずき
[主な原因]
・ 床の凹凸や段差
・ 床に放置された荷物や商品など
踏み外し
[主な原因]
・ 大きな荷物を抱えるなど、足元が見えない状態での作業
深刻な転倒災害
「転倒」による労働災害が多発しています。
転ぶだけで労働災害だなんて大げさだとわれるかもしれませんが、実は職場で転倒し休業(4日以上)となってしまう「転倒災害」が多発しており、労働災害(休業4日以上の死傷災害)全体の2割を占め、深刻な問題となっています。
転ぶだけで労働災害だなんて大げさだとわれるかもしれませんが、実は職場で転倒し休業(4日以上)となってしまう「転倒災害」が多発しており、労働災害(休業4日以上の死傷災害)全体の2割を占め、深刻な問題となっています。
出典:平成26年 労働災害発生状況
また、人口動態調査によれば、職業生活を含めた一般生活の中でも、転倒・転落で亡くなる方は交通事故で亡くなる方より多く、転倒の防止は今や国民的課題となっています。