タイルや石材の滑り止め施工とメンテナンスの重要性

 車道、歩道、マンション等の通路、店舗内の床、厨房の床、プール、浴場などあらゆる所の床に敷設されているタイル、石材。滑り止め加工された物や景観、高級感など沢山の種類があり殆どのタイル、石材は親切で設置された時は滑りにくいものです。

        

しかし、そのタイルや石材も年数と共に滑りが発生します。滑り方や滑り出す年数など場所毎に違います。それは、使用条件、歩行する人数、プール、浴場の水回り等は利用される方の人数や年齢層、油脂成分の種類によっても違います。

 人間に例えてみると、顔の主なテカリの原因は皮脂の過剰分泌、汗の分泌、肌の乾燥、紫外線などが原因になるようです。又、不規則な食生活や、ホルモンバランスなどの影響により発生した活性酸素や過剰皮脂が原因で、 皮脂は酸化し「過酸化脂質」になります。 過酸化脂質は毛穴の周りを刺激し、表面の角層を厚く するため、毛穴が詰まり、ニキビの原因菌とされるアクネ菌が増殖しニキビが発生します。

それをエステティックで顔の皮膚の中に溜まった皮脂(動物性油脂)等を機械などを使用し皮膚内部から除去し顔のテカリが無くなり、すべすべツルツルの肌になります。(私もたまに自宅で嫁さんにやってもらうと、すべすべツルツルになって自分でもビックリてなことになり、家族みんなで大笑い・・・)

 床のタイルや石材も場所、条件、油脂成分により、滑りが発生する原因は様々だがタイル、石材内部の毛細管に油脂成分や埃、石鹸カスなどが年数と共に蓄積され内部の毛細管が詰まり、それが原因で滑りが発生します。その原因となる油脂成分には、鉱物性油脂、植物性油脂、動物性油脂があり場所毎で脂の種類が違うので、滑り止め施工も同じやり方では対応できません。

 車道、歩道、駅施設、マンション等の通路は鉱物性油脂、飲食店等の厨房、客席の床は植物性油脂、プール、浴場の水回りは動物性油脂等と、油脂汚れは場所毎により汚れの度合い性格が違うので、滑り止め施工に使用する溶剤は場所や条件により何十種類の溶剤を使い分け、滑り方、滑りの原因、タイルや石材の種類など条件がそれぞれの場所毎で違うので、その場所、施設等の床材に合わせたオリジナルの溶剤で滑りを止めます。

 滑り止めの原理は、オリジナルの溶剤を使用しタイルや石材内部の毛細管内部の隙間を拡げ、溜まっている油脂を表面に出す。また、○○を使用し中和作用とその効果を利用して毛細管内部の油脂を少しでも多く出します。その表面に浮き出てきた脂分を洗剤で中和分解することにより毛細管内部に隙間が出き、その隙間に水と空気が入ります。床が濡れている所を歩くと(外圧がかかると)、圧力がかかる所と圧力が抜ける所があり、床の表面がスタッドレス化し吸盤現象が発生する原理で滑りが止まる。     

       

 床の汚れは場所毎によって千差万別です。その為、それぞれに使用する洗剤のレベルは違い、汚れ具合も歩行頻度、使用する植物油の量、入浴者、利用者の数、年齢層によって変化する。当然、適正な日常的にメンテナンスが必要であるし、洗剤のイオン濃度(PH)の調整も状況により大きく変化させるべきである。(これがかなり重要である。)

 効果を維持する為には、その場所、条件毎に適したメンテナンスが必要であり、そのメンテナンスの方法に関しては、場所、条件等によりそれぞれ違う為、弊社のノウハウで適切なメンテナンス方法を提案し費用対効果も考え、長く維持出来る様に協力し合っていくことが大事です。